近年では、ライフスタイルの多様化によって住まいのあり方にも変化が生まれ、多拠点居住という暮らし方が注目を集めています。
今後この動きは、賃貸管理や賃貸経営にも大きな影響を与えていくに違いありません。
そこで今回は、多拠点居住とは何か、需要や管理方法、さらに多拠点居住の賃貸物件を管理する際の注意点について解説します。
賃貸物件管理における多拠点居住とは?
多拠点居住とは、複数の場所に拠点を置いて暮らすことです。
本拠地とサブ拠点を行き来して生活するパターンや、すべての場所がサブ拠点という場合もあります。
2拠点居住や3拠点居住などの種類があり、さらに多数の拠点をもって生活している方もいらっしゃるはずです。
都心を拠点として暮らしていた方が月の半分ほどを田舎で過ごすなど、都心の便利さと田舎の自然の豊かさを両方享受できるライフスタイルといっても良いでしょう。
地方のほうが都心よりも家賃などの生活費が安いところに、メリットを感じている方もいらっしゃいます。
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多拠点居住の需要や賃貸物件の管理方法
コロナ禍によってテレワークが一気に普及したことが、多拠点居住の需要の高まりに影響を与えています。
毎朝出社する必要がなくなったことで、多拠点居住を選ぶ方が増えており、賃貸物件が不足しているエリアもあるくらいです。
多拠点居住に対応した賃貸管理方法には、サブリースやサブスクが挙げられます。
サブリース方式とは、賃貸物件のオーナーとはマスターリース契約を、入居者とはサブリース契約を結ぶ方法です。
また、賃貸物件のオーナーから従来どおりの管理を受ける方法がサブスク方式であり、多拠点居住の料金体系にふさわしいのはサブスクのほうでしょう。
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多拠点居住用の賃貸物件管理の注意点
多拠点居住だからといって、入居審査を甘くする必要はありません。
通常の賃貸管理と同様に、年収や勤務先などをしっかりチェックしましょう。
一方、通常の賃貸管理と異なるのは賃貸借契約書であり、多拠点居住の場合は定期建物賃貸借契約を結ぶこととなります。
ひとりの方の契約期間中にほかの方が同じ物件を使用することもあり、複数の方と賃貸借契約を結ぶ点はシェアハウスと似ているといえるかもしれません。
退去時のハウスクリーニングにも、多拠点居住ならでは注意点があります。
入居者が外泊している間にほかの方を滞在させた場合は、退去のたびにクリーニングをおこなわなければなりません。
複数の方が時期をずらして入居される場合は、入居と退去のたびにクリーニングを入れましょう。
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まとめ
ライフスタイルの多様化やテレワークの普及で、選ぶ方が増えているのが多拠点居住です。
そのため、多拠点居住に対応した賃貸物件の需要も高まり、その管理方法にはサブリース方式やサブスクがあります。
多拠点居住の賃貸管理の注意点は、入居審査は従来どおりおこなうことや賃貸借契約書についてです。
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