トランクルーム経営は、賃貸物件を建てるには難しい場所の土地活用にも向いています。
しかし、まだまだ全国的には市場認知度が低いため、土地活用に失敗してしまうのではないかと不安に思われる方も多いでしょう。
この記事では土地活用としてのトランクルーム経営について、メリットと注意点を併せてご紹介します。
土地活用としてのトランクルーム経営とは?
トランクルーム経営とは、収納スペースを貸し出す事業のことです。
トランクルームにはコンテナ型とルーム型がありますが、土地活用としては更地にコンテナを置くコンテナ型が一般的です。
トランクルーム経営の経営方式には、一括借り上げ方式、管理委託方式、事業用定期借地方式の3種類があります。
一括借り上げ方式は土地の所有者が建築したコンテナハウスを事業者に貸し出す方法で、管理委託方式では所有者が建築と経営を、事業者が管理と募集をおこないます。
事業用定期借地方式は、所有者はあらかじめ定めた期間だけ土地を貸し出し、事業者が建築・経営する方法です。
土地活用としてトランクルーム経営を始めるメリット
土地活用としてトランクルーム経営を始めるメリットは、ほかの土地活用に比べ、初期費用を抑えられることです。
コンテナハウスは安価であるため、一括借り上げ方式や管理委託方式では初期費用が300万~500万円ほどで済み、事業用定期借地方式では建築費がかかりません。
このほか、管理費用があまりかからないこと、賃貸物件の需要が少ない土地でも活用できることなどがメリットです。
トランクルーム経営のデメリットとしては、節税効果が薄いことが挙げられます。
賃貸物件の経営と比較すると、固定資産税における小規模宅地等の特例を受けられないなど、税制面で優遇されません。
また、都心部ではトランクルームが過密状態のため、借主が見つかりにくい可能性があります。
トランクルーム経営で土地活用した方の失敗例と対策
トランクルーム経営でよくある失敗例の1つは、税金の負担が大きく、赤字になってしまうケースです。
トランクルーム経営は税制面での優遇がほとんど受けられないため、思いのほか税額が大きくなってしまいます。
収益の少なさと税負担の大きさを考慮して、初期費用をかけすぎないことが大切です。
次に、賃料設定を誤ってしまう失敗例をよく見かけます。
競合するトランクルームの賃料と空室状況を調査して、適切な賃料を見極めましょう。
また、思うように借主が見つからないケースも、よくある失敗例の1つです。
人目につきやすい場所で経営を始めたり、一括借り上げ方式を選択したりすると改善が期待できます。
まとめ
土地活用としてトランクルーム経営を始めるメリットは、初期費用が安く済むことです。
ただし、税負担が大きかったり、土地によっては集客が難しかったりするデメリットもあるため、収支のバランスを考えたうえで始めましょう。
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