賃貸物件の管理者は、水道メーターのメンテナンスや交換もおこなう必要があります。
水道メーターには設置者・管理者・読み取り方式の違いなどがあるため、基礎知識として知っておくと良いでしょう。
今回は、賃貸管理・賃貸経営をしている方に向けて、水道メーターの管理全般について解説します。
賃貸物件における水道メーターの読み取り方式は2種類
水道メーターには「直読式」と「円読式」の2種類があります。
直読式は、メーターに表示されている数字をそのまま読み取る方式であり、水道メーターの主流となっています。
円読式は、複数の円メーターの数値を左から確認するタイプです。
この2種類の水道メーターには有効期限が設定されていて、どちらも8年間での交換が定められています。
水道メーターの読み取り方法を知っていれば、漏水トラブルが発生した際に異常な値に気が付けるでしょう。
水道メーターの「公設」と「私設」の違い
公設メーターは水道局が費用を負担して設置する水道メーターであり、私設メーターは大家さんが費用を負担して設置する水道メーターです。
公設メーターは、水道局が検針から水道料の請求・管理をおこなうため、大家さんに手間がかからないメリットがあります。
ただし、公設メーターの設置には建物が一定の基準をクリアしていることが求められ、設置できたとしても各戸が水道加入料を支払う必要があります。
私設メーターは、建物が基準を満たすかどうかに関係なく設置でき、各戸の水道加入料がかからないことがメリットです。
しかし、集合住宅全体の水道料の検針は水道局がおこなう一方で、各戸の検針は大家さんがおこない、使用量をもとに水道料を振り分けなくてはなりません。
私設の水道メーターの仕組みと交換義務
ここでは、私設メーターの仕組みをもう少し詳しく解説し、交換義務についてもご紹介します。
私設メーターを選んだとしても、水道局が水道料を把握するために集合住宅全体の水道メーターも設置されます。
集合住宅全体の水道メーターでは各戸の使用量を把握できないため、私設メーターで大家さんが各戸の使用量を確認します。
そして、私設メーターの使用量を元にして、各世帯に使用料金を割り振り水道代金を徴収するという仕組みです。
私設メーターには、計量法により8年で交換する義務が定めらおり、交換費用は大家さんの負担となります。
私設メーターは検針や水道代の管理に手間が必要なので、水道代を定額にして賃貸物件の家賃と一緒に徴収することもあります。
まとめ
賃貸物件の管理者は、水道メーターのメンテナンスや使用量の読み取り方法などの知識を持っておくと役に立つでしょう。
水道メーターには水道局が設置する「公設」と大家さんが設置する「私設」があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、じっくりと検討してから設置すると良いでしょう。
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