賃貸物件に畳がある場合、引っ越し時に畳の交換を頼まれることがあります。
また、居住者の不注意で畳を損傷した場合も修繕や交換が必要です。
このような場合、修繕や交換の費用は誰が負担するのでしょうか。
今回は畳を交換や修繕する際の費用は誰が負担するのかについてお話します。
畳の修繕・交換方法や傷や痛みを抑える使い方をご紹介
畳は、畳床、畳表、畳縁の3種類のパーツで構成されています。
畳の修繕には、「表替え」「裏返し」「畳替え」の3種類があります。
表替え
畳表を交換する方法です。
5年程度経過した場合や、畳表が汚れたり傷がついたりした場合におこなわれます。
裏返し
畳表を裏返して使用する方法です。
3~4年程度経過したタイミングでおこなわれ、費用がもっとも安価で済みます。
畳替え
畳一式をすべて交換する方法です。
7~8年経過した時点でおこなわれることが一般的です。
畳を傷めないための注意点
畳を可能な限り傷めないようにするお手入れの注意点は以下になります。
●拭き掃除の際はぞうきんを硬く絞る
●掃除機をかけるときは畳の目に沿ってかける
●ダニなどが繁殖しないようにする
賃貸物件の畳の修繕・交換費用は誰が負担するのか
畳は経年変化するため修繕・交換が必要です。
賃貸物件の畳の修繕・交換費用はいったい誰が負担するべきなのでしょうか。
原則的には畳の交換費用に関しては貸主(大家さん・管理会社)が負担するべきです。
理由としては、畳の交換は次の入居者を募集するために必要な行為だからです。
ただし、借主の過失や故意によって畳に傷や痛みをつけてしまった場合の修繕・交換費用は借主の負担になります。
ポイントとしては、国土交通省のガイドラインでは責任の範囲は1枚単位となっている点です。
借主の不注意で汚れた部分が畳1枚の範囲内だった場合はその1枚だけ交換すればよく、全部の修繕・交換費用を請求された場合は断ることが可能です。
賃貸物件の借主負担の畳交換費用の相場とは?
賃貸物件の畳交換費用の相場について3種類の修繕方法ごとにお伝えします。
畳の表替えの場合は、1枚あたり5,000円~7,000円程度です。
6畳の部屋の場合ですと、5,000×6枚(畳)で30,000円程度となります。
畳の裏返しの場合、1枚あたり3,000円~5,000円程度です。
6畳の部屋の場合ですと、3,000×6枚(畳)で18,000円程度となります。
畳の交換(新調)の場合、1枚あたり10,000円~25,000円程度です。
6畳の部屋の場合ですと、6枚×10,000円で60,000円程度となります。
まとめ
賃貸物件の畳の交換・修繕費用についてお話しました。
畳の修繕・交換方法には、「表替え」「裏返し」「畳替え」の3種類があり、原則貸主(大家さん・管理会社)負担です。
故意・不注意によって傷や汚れが生じた場合は、借主が1枚単位で負担することとなるので十分注意しましょう。
私たち三幸ハウス株式会社は、西東京市を中心にさまざまな不動産情報を取り扱っております。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓