賃貸物件の管理・運営を始めるにあたって、新しくて便利な設備を用意することも入居者を集めるためには大切なことです。
もし、手持ち資金に不安があるのならば、購入するのではなくリースという手段を検討してはいかがでしょうか。
今回は、賃貸物件の設備について、リースと購入のどちらを選ぶべきか、リースのメリットやデメリットについてもご紹介します。
賃貸物件の設備はリースと購入のどちらを選べば良いの?
もし、賃貸物件の設備を購入してそろえようとすると、一時的にではありますがどうしても高額な費用を支払わなければなりません。
それにくらべてリースで設備を借りるだけなら、支払いは毎月定額であり、資金を一気に減らさずに手元に残しておけるでしょう。
また会計処理上、リース費用はすべて経費となり、購入した場合は30万円以上であれば減価償却として計上、30万円未満は一括で費用を計上します。
なお、リースの場合、契約が長期間におよぶことから与信審査がおこなわれ、審査にとおらなければなりません。
賃貸物件の設備をリースでそろえるメリットとは?
まず、賃貸物件の設備リースの利用には、設備を買いそろえるよりも初期費用を抑えられるメリットがあります。
購入と違って減価償却費を計算する必要もなく、保険料や修理・交換などに必要な費用も支払う必要はありません。
また、リース費用は毎年全額を経費計上でき、買うよりは節税にもなるでしょう。
さらに、すべて最新設備を導入できることも、賃貸物件を経営するうえでは重要なメリットとして挙げられます。
すでに旧式になってしまったものを買って導入するよりは、最新のものをそろえたほうが空室対策としても効果的です。
賃貸物件の設備をリースで用意するデメリットは?
リースの場合、買うよりも費用総額が割高になってしまうかもしれないデメリットもあります。
金利の負担などがあることから、実際に支払う費用はリースのほうが高額になってしまうことがあるのです。
買うのとどちらが得か検討する際は、目先の金額だけでなく、将来的な出費まで考慮するようにしましょう。
なお、基本的に中途解約ができないことも、賃貸物件の設備をリースで用意するデメリットです。
どうしても解約しなければならない場合は、解約金として契約上残っているリース料を支払い設備を返還すれば、解約自体は可能です。
この際の解約金の額は、リース会社によって異なるので確認しておきましょう。
まとめ
賃貸物件の設備を準備する方法には、購入のほかリースがあります。
リースは初期費用が安く、全額を経費として計上でき、最新のものを導入できるメリットがあります。
ただし、将来的には費用が割高になるおそれがあり、中途解約が難しいことも覚えておきましょう。
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