IT重説を聞いたことがあるという方は多くはないでしょう。
2017年に賃貸物件を契約する際に必要な重要事項説明を、オンラインで受けることができる制度が定められました。
この記事ではIT重説のやり方と注意点について解説します。
IT重説とは？
まずIT重説とは、これまで対面でおこなってきた重要事項説明をテレビ電話などを利用することで、オンライン上でも実施できるようにした制度のことです。
とくにコロナ禍という社会的背景も重なり、対面式での説明を避ける風潮もあることから、このIT重説にメリットを感じている方も少なくはありません。
また、インターネット環境さえあれば自宅をはじめ、場所を選ばずに対応ができるので、遠方からでも移動にかかる時間やコストを気にせずにおこなえるのが魅力です。
さらに、体調の都合で直接不動産会社へ足を運ぶのが難しい方や、子どもが小さく自由に家を空けられない方にもIT重説は利用されています。
一方でこの制度は、賃貸物件を契約する方だけでなく不動産会社にもメリットが生じます。
その一例をあげると、IT重説はオンラインでおこなうため録画ができ、トラブル防止につながるということです。
IT重説のやり方とは？
この制度の利用に戸惑いを感じる方もいることでしょう。
しかし、難しいことは何もなくやり方に慣れてしまえば、メリットのほうが多いのも事実です。
まずIT重説を選んだら、不動産会社から賃貸物件の契約に必要な書類一式がメールもしくは郵送で送られてきます。
次に、接続テストをします。
実施当日におこなうのも良いですが、音声が途切れないか、画面が固まらないかなどを事前に確認しておくほうが良いでしょう。
IT重説当日は、宅建士の取引者証と登録番号を画面越しに必ず確認してから重要事項説明が始まる流れになります。
最後に、説明を受けてその賃貸物件を契約しても良いと判断したのであれば、契約書類に記入後それら一式を不動産会社へ返送します。
そして、物件の契約開始日までに鍵の引渡しがあります。
IT重説の注意点とは？
この制度の導入により、賃貸物件の契約が自宅にいながらおこなえるようになったので非常に手軽なものになりました。
その反面、コミュニケーション不足が問題になっています。
たとえば、画面越しのやり取りになるので、聞き流しや誤解も起こりやすく入居後にそれに気づく場合もあるでしょう。
これを回避するために、内覧をしっかりとおこなう必要があるという注意点があげられます。
ただし、内覧に関しても遠隔操作を選べる場合があるので、このシステムに甘んじることなく気になる点はきちんと確認をしましょう。
まとめ
IT重説とは、インターネット環境さえ整っていれば、不動産会社へ行かなくても賃貸物件の契約ができる制度のことです。
日程調整がしやすく、やり方も難しくないので、多くの方から注目されています。
メリット・デメリットはありますが、移動の手間が省けるIT重説が今後新しい流れになっていくかもしれませんね。
私たち三幸ハウス株式会社は、西東京市を中心にさまざまな不動産情報を取り扱っております。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
