不動産の売却を考えている方のなかには、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」の利用を視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
短期間で売買が完了するなどメリットも多い買取ですが、その全体の流れを把握しておかなければ、思わぬトラブルを招きかねません。
そこで今回は、買取の流れのなかでも大切な「情報収集」「査定」「確定申告」について、くわしく解説します。
不動産買取の流れ①事前の情報収集
不動産会社に物件を直接買い取ってもらう買取では、すぐに売却が完了する代わりに、市場相場よりも1~3割程度安い価格となるのが一般的と言われています。
そのため、少しでも有利な条件で買取につなげるためには、市場の相場価格について事前に情報収集するのがおすすめです。
まずは、近隣で同じ築年数など似た条件で売りに出されている不動産の広告を参考にしてみてください。
また、国税庁の路線価図、国交省の公示地価や基準地価をインターネットで閲覧すれば、その土地の価値がわかります。
さまざまな角度から不動産の価値を把握しておけば、買取の際の不動産会社との交渉もスムーズに進むでしょう。
不動産買取の流れ②査定
さまざまな情報源から自分なりに不動産の価値を把握できたならば、次は不動産会社に査定を依頼して、実際にいくらで売れそうかチェックしてみましょう。
不動産会社の査定には、立地や築年数といったデータのみを根拠に価格を出す「簡易査定」と、実際に現地で物件をくわしく見たうえで価格を出す「訪問査定」の2種類があります。
まずは簡易査定で売却価格の目安を把握して、本格的に買取に向けて動き出す際に訪問査定を利用するなど、状況に応じて2つの査定方法を選んでみてください。
訪問査定では、当日の立ち会いが必須となるほか、物件に関わるさまざまな書類の提示を求められます。
1~3日程度で終わる簡易査定に比べて1週間程度と時間はかかりますが、訪問査定ではより実際の取引に近い価格がわかるでしょう。
不動産買取の流れ③確定申告
買取が完了して現金を手にしたら、注意しておきたいのが確定申告の必要性についてです。
もしも、不動産を買ったときの金額よりも売買で得た金額のほうが大きい場合、その利益分を所得として勤務先の年末調整とは別に申告しなければなりません。
確定申告が必要かどうかを確認するためには、「購入価格+購入時の諸経費(不動産取得税や印紙税など)+売却時の諸経費(仲介手数料や印紙税など)」が買取価格よりも高いかどうか見てみましょう。
利益が出たとしても、特別控除や特例が適用される場合があります。
逆に損失が出た場合には税金の軽減措置が受けられることもあるため、税務署に相談してみるのもおすすめです。
まとめ
不動産買取を検討しているなら、「情報収集」「査定」「確定申告」という一連の流れを把握することが大切です。
事前に相場価格を把握したうえで査定を受ければ、買取がスムーズに進みます。
また、不動産買取で利益が出た場合には確定申告が必要になる点にも注意してください。
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