一概に二人暮らしといってもさまざまな形があるでしょう。
新婚夫婦、カップルの同棲、親子での二人暮らしなどです。
そして、どんな場合にも重要になってくるのが住宅の間取りです。
ここでは、二人暮らしにとって住みやすい間取りをタイプ別にご紹介します。
二人暮らしの間取りに同室タイプを選択した場合
同棲カップルに人気の部屋といえば1DKがあげられます。
簡単にこの間取りを説明すると、1部屋+ダイニングキッチンを組み合わせた部屋になります。
1部屋を寝室兼リビングとして利用し、ダイニングキッチンで食事が取れるタイプのものです。
家賃相場も1LDKに比べて安いことから、若いカップルに選ばれる傾向があります。
しかしながら、ダイニングに広さは期待できず、テレビやソファーを置く十分な広さはないと考えてください。
住宅が狭い分親密な時間を過ごせるメリットがありますが、一方でプライベートを確保しにくい点もあります。
次に、同室タイプでも1LDKになると広さに余裕が出てきます。
なぜなら、1部屋+リビング兼ダイニングキッチンという部屋になるからです。
このタイプは1DKのダイニングキッチンに、ソファーやテレビが十分に置けるリビングが合体した部屋をイメージしてください。
1DKと比較して、住居スペースが広くなる分家賃が高くなるので、DINKsと呼ばれる共働きで子どもを持たない夫婦に選ばれることもあります。
二人暮らしの間取りに別室タイプを選択した場合
二人暮らしで2DKや2LDKの間取りを選ぶと、自分の部屋を持つことができるようになります。
イメージとしては、1DKと1LDKに1部屋加わったものだと考えてください。
部屋数と住宅の専有面積が大きくなるので家賃は高くなりますが、お互いのプライベートが確保できるというメリットから、このタイプを選ぶカップルや夫婦は多くいます。
2DKと2LDKの家賃の違いは約3万円程度です。
お互いに自由に使える空間が別室で持てるので、リビングが必要でなければ2DKを選べばいいし、二人の時間をリビングで過ごしたいと考えるなら2LDKがいいでしょう。
二人暮らしの間取りで子どもができたら?
夫婦やカップルの二人暮らしには、広さと家賃をバランス良く考えると、最大で2LDKの間取りが丁度よいと言われています。
しかし、子どもが生まれることを想定すると条件は変わってきます。
子どもが小さく一人の場合は2LDKでも不便は感じませんが、子ども部屋を欲しがるようになると、夫婦別室というわけにはいかなくなります。
3LDKであれば、子どもが一人なら各自部屋を持つことができるし、仮にもう一人増えたとしても十分に対応ができる広さでしょう。
4LDKになると、家賃の面で負担が大きくなるので四人家族で3LDKを選ぶ家庭は多くあります。