不動産売却を検討している方のなかには、ローン残債のある不動産の売却について知りたい方もいるかと思います。
ここではそんな方に向けて、ローン残債がある不動産を売却する流れと方法、その際の注意点や抵当権抹消方法についてご紹介していきます。
不動産売却を検討している方は、ご参考にしていただければ幸いです。
ローン残債がある不動産の売却における抵当権抹消方法
抵当権とは、借りた住宅ローンを返済できない場合に不動産を担保とする権利のことを意味しています。
つまり抵当権を設定している金融機関が、住宅ローンの支払いが滞った際に不動産を売却することで、ローン返済してもらえる権利を有していることを意味します。
不動産を売却するには、抵当権抹消の手続きが必要です。
そして抵当権を抹消するには、住宅ローンの完済後に抵当権抹消登記を法務局に申請しなくてはなりません。
ローン残債がある不動産を売却する流れと方法
ローン残債があっても不動産を売却するには、まず不動産の住宅ローン残債がアンダーローン状態かオーバーローン状態か知ることが重要です。
アンダーローンとは、住宅ローン残債が売却価格を下回っていることを意味します。
売却代金で住宅ローンを一括返済することができるため、抵当権を抹消することができます。
オーバーローンとは、住宅ローン残債が売却価格を上回っていることを意味します。
この場合は不動産売却代金をローン返済に充ててもなお残債が残ってしまうので、残りを返済する自己資金を用意する必要があります。
自己資金を返済に充てる方法のほかにも「任意売却」や、新居の住宅ローンと一体化させて返済する「住み替えローン」があります。
ローン残債がある不動産を売却するときの注意点
ローン残債がある不動産を売却するときの注意点は、以下の3つです。
●売却にかかる諸費用を考慮する
●不動産の買い替えの場合は、売り先行をする
●築年数を考慮して早めに決断する
不動産を売却する際は、印紙税や抵当権抹消の費用などがかかり、トータルでおおよそ売却価格の4%~6%かかります。
そのため、売却価格を決める際は、諸費用も考慮して計算するように注意しましょう。
また、不動産を買い替える際は、売り先行がおすすめです。
売り先行とは買い替えの物件よりも先に、不動産の売却を決めることです。
もし先に新居を買ったあとに、旧住宅が売れなかったり、長引いたりした場合は、さらに2重ローンになってしまう可能性があるからです。
また、基本的に住宅は築年数が経てば経つほど資産価値が下がってしまうため、高く売りたい場合は注意が必要です。
住宅ローンの返済がむずかしいと感じたときは、早めに売却を検討することをおすすめします。
まとめ
住宅ローン残債のある不動産の抵当権抹消方法と、売却の際の注意点についてご紹介してきました。
ローン残債がある状態で不動産を売却するにはまず、アンダーローン状態かオーバーローン状態か知ることが重要です。
また売却の際の注意点として築年数を意識することと、売り先行をすることが重要です。
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